夏井のはさ木


 日本一の米どころ越後平野を古くから特徴づけてきた「はさ木」。かつては、刈り取った黄金の稲を身にまとい、さながらあぜ道の両側に金屏風を並べ立てたような光景をみせていました。農業の機械化、近代化が進んだ今、はさ木は静かにその役目を終えようとしています。しかし、時としてはさ木は、私たちに雪や雹や霧といった四季の移ろいの中で輝きを見せてくれています。はさ木と平野の醸し出す美しい情景を、少しでも後世に残せていけたらと思います。(案内板より)
このはさ木は、夏井地区の皆さんのご協力により保存されたものです。

          平成元年八月 岩室観光協会